レシピ

【材料】(2~3人分)

    • 焼きそば用の麺  3袋
    • 卵  2個
    • 808ファクトリーレタス(グリーンリーフ)  1袋
    • むきエビ  100g
    • 玉ねぎ  1/4個
    • 赤パプリカ  1/6個
    • サラダ油 大さじ2
    • A(ナンプラー 大さじ1 オイスターソース 大さじ1 水 大さじ1 砂糖 小さじ2 おろしにんにく 小さじ1)
    • ピーナッツ  20g
    • ライム・パクチー  適宜

【作り方】

    1. 麺は耐熱容器に入れ電子レンジ600W で1分加熱してほぐしておく。玉ねぎとパプリカは薄切り、ピーナッツは厚手のビニールに入れて上からめん棒でたたき砕く。
    2. フライパンにサラダ油(大さじ1)を入れて中火に熱し、卵を2個割り入れ、卵白の縁がカリカリになるまで揚げ焼きにし、バットに移しておく。
    3. (2)のフライパンにサラダ油(大さじ1)を足して中火に熱し、玉ねぎとパプリカを入れて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら、むきエビを加え炒める。麺を加えてさらに炒め、Aを回しかけて全体に絡ませ、最後にちぎったレタスを加え混ぜる。
    4. 器に(3)を盛り、目玉焼きをのせ、砕いたピーナッツをかける。お好みでパクチーをのせ、ライムを絞る。

ピーナッツの日

11月11日は「ピーナッツの日」。新豆を使った落花生が市場に出始めるのがこの頃で、ピーナッツは1つの殻に2粒の豆が同居する双子であることから11のゾロ目の日を記念日にしたそうです。

ピーナッツはマメ科植物の種子なので木の実ではありません。しかし英語で「pea(豆)・nuts(木の実)=peanuts」と書き、固い殻というだけでなく味と栄養がナッツに似ていることから、ナッツの仲間に入れてもらうことが多いです。Official髭男dismのミックスナッツという曲にピーナッツが登場します。木の実のフリしながら微笑みを浮かべたり、本音が歯に挟まったまま、真実だけでもう胃がもたれていく…など、スパイ漫画とピーナッツの世界をうまく歌にしていて、ミックスナッツだけに聴けば聴くほど中毒になりそうな歌詞です。

そんなスパイのようなピーナッツは殻と薄皮を剥いた状態のものをいいいますが、殻付きのものは落花生と呼ばれます。そして中国から渡来したものを表す古い言い方で南京豆と呼ばれることもあります。そしてご存じピーナッツ入りの柿の種は、柿ピーと略されていてもピーナッツとわかるお馴染みの存在です。そんな柿ピーのピーナッツをわたしは食べずに残します。それはピーナッツを食べると鼻血が出るとか、太りやすいという噂があったからです。実際のところは主成分の約50%である脂肪も皮下脂肪になりにくい植物性のものなので、鼻血や太りやすさは普通に食べる分には問題はなさそうです。柿の種になぜピーナッツが入っているのかというと、帝国ホテルの外国人向けの酒場で提供していたナッツに、日本らしい柿の種が加えられたといいます。柿の種にナッツが入りこんだのではなく、柿の種とナッツで日本らしさをだす立役者になっていたとは驚きでした。

ピーナッツといえば、私が通っていた学校の給食に、すりつぶしたピーナッツが入った紅白なますがメニューにありました。地域の食材を活かした伝統的な食べ方だと思いますが、それは子どもの私からしてみたら衝撃の味で、家で食べる柚子が入ったさっぱりしたなますと似て非なるもので、白濁した見た目とやたらと甘い味がするものでした。そんななますの美味しさは大人になると理解できるようになり、私が好きなインドネシア料理と似ている気がします。我が家では柿の種を食べて残したピーナッツをタッパーに入れておき、ナシゴレンやミーゴレンにしたときにピーナッツを粗く潰してかけて食べます。貧乏くさいのですが事実です。(笑)柿ピーのピーナッツは未だに一緒には食べないけど、不思議なことにそれをミーゴレンにたっぷりとかけて食べるのが好きです。ということで今回はたっぷり砕いたピーナッツをかけたミーゴレンにを紹介したいと思います。みなさんはピーナッツを買って作ってくださいね。ピーナッツが歯に挟まったままでも、微笑みを浮かべて食べていただければと思います。(笑)

■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)