808の日(ハチマルハチの日)

8月8日は「808の日」(ハチマルハチの日)。「ハチ(8)・マル(0)・ハチ(8)」と読む語呂合わせによるものです。808FACTORYのレタスは、外界の影響を受けない室内環境で、見守られながら育てられています。

かつて畑で育てられていた野菜たちが、工場で作られるようになり、かつてオフィスで仕事をしていた人たちが、好きな場所で仕事をするようになり、かつてレストランで食事を楽しんでいた人たちが、デリバリーやテイクアウトを利用してお家で楽しむ時代になりました。世の中が目まぐるしいスピードで変化し、衣食住の価値観も変わってきたように思います。

私の生活も少しずつ変化しています。「住」に関しては、快適な部屋で仕事ができるように自動掃除機を思い切って購入しました。部屋を隅々までキレイにしてくれるので、デニーロという柴犬とロバートという掃除機が部屋をウロウロするのが日常となり、デニーロは仕事をする私の足元で眠り、ロバートは埃の拾い食いが終わると、いつの間にか元の場所へ戻り、静かに電気を食べています。

「食」に関しては、おうちごはんが好きなので、さほど大きな変化はないのですが、とあるお店で出された程よい酸味のグリーンサラダを、また食べたいと思ったことをきっかけに、ビネグレットソースを常備するようになりました。シンプルだけに味に違いが出やすいので、塩・オイル・ビネガーに少しこだわるようになりました。このソースを作るときに必要なのが乳化です。乳化とは水と油のように本来混ざり合わないものが均一に混ざり合う状態のことで、ビネグレットソースはディジョンマスタードがその乳化剤となります。乳化することにより、油っこくならずにサラダを食べることができます。せっかくのソースも野菜が濡れたままの状態だと絡みにくくなるので、野菜は洗ったらしっかり水分をふき取ることが大事です。いつか食べたサラダが美味しいと感じたのは、シェフのひと手間にあったからだと改めて思うと感動です。

しかし私はシェフではないので、洗わず食べられる808ファクトリーのレタスを使い、洗う手間を省きます。ソースはそのまま作り置きできるように瓶を使います。実験さながらの様子でシャカシャカと瓶を振り、ソースを乳化させ葉野菜に絡めます。そして世の中の混ざり合わないモノ同士の乳化について考えたりして、サラダを食べています。

さて問題は「衣」に関しての変化です。外界の影響を受けない室内環境で快適な生活をし、掃除をロボットに任せた今、体形の変化により、洋服の見直しが必要になっています。目まぐるしいスピードで体が丸く変化しているのは、もしかしたら世の中の乳化に役立つためなのかもしれません。

レシピ

【材料】2人分

  • 808ファクトリーレタス(ロメインレタス・フリルレタス) 各1/2袋
  • パルミジャーノレジャーノチーズ  適量
  • A(エクストラバージンオリーブオイル 180ml ワインビネガー 60ml ディジョンマスタード 小さじ1 塩 小さじ1/4 黒胡椒 少々)

【作り方】

  1. ボウルにA(オリーブオイル以外)の材料を入れ、泡だて器で混ぜる。少しずつオイルを加え混ぜ乳化させる。(瓶で作る場合、瓶にAを入れてしっかりフタをしてよく振る。)
  2. ロメインレタスは包丁で大きめに切り、フリルレタスは手でちぎってボウルに入れる。ソース(大さじ1/2)を加え、やさしく混ぜ合わせる。
  3. 2を皿に盛り、スライサーまたは包丁でパルミジャーノレジャーチーズを薄切りにしてかける。さらにソースをひと回しかけ、黒胡椒をふる。

■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)