羊肉の日

4月29日は「羊肉の日」。「ヨウ(4)・ニク(29)」と読む語呂合わせから制定されたそうです。良質なたんぱく質を含むことで知られている羊肉は、羊の年齢によって呼び方が違います。生後1年未満の羊肉を「ラム」、生後1年以上の羊肉を「マトン」といいます。ちなみに生後1年以上2年未満のラムとマトンの間の羊肉を「ホゲット」といいます。

「ラム」は肉質がやわらかく羊独特の匂いやクセがなく、「マトン」はコクのある肉質で独特の強い匂いが特徴です。「ホゲット」はその中間な肉質になります。

スーパーでは牛・豚・鶏と同じようにモモ肉(レッグ)、カタ肉(ショルダー)、バラ肉(スペアリブ)などと部位表示がされていますが、ほかにも仔羊の骨付き肉の塊をラムラック、それを骨ごとに切ったラムチョップがあり、骨付き肉はグリルや網焼きにして脂を落としながら、表面を軽く焼くだけでとても美味しくなります。しかもバーベキューで焼けば、映えるのでかなり盛り上がります。(笑)

食べる時は骨の部分に808ファクトリーのレタスを巻いて食べると手が汚れず、しかも最後にレタスを食べれば口の中がさっぱりします。骨なし肉ならさっと焼いたラム肉と808ファクトリーのレタスをバンズに挟んでラムステーキバーガーにするのがおすすめです。

スプリングラム(南半球で春から初夏に育った仔羊のこと)はちょうど日本が春を迎えたころにスーパーに並び始めます。もしもゴールデンウィークに旬のスプリングラムが手に入ったら、いつもとはひと味違ったバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。

さて、羊といえば眠れないときに羊を数えると眠れるといいます。「one sheep, two sheep…」と数えます。羊は英語で「sheep」(シープ)、睡眠は「sleep」(スリープ)で英語圏の言葉遊びが由来のようです。日本人が「羊が1匹…羊が2匹…」と日本語で数えても眠れないのは無理もありません。しかし数える単純作業を頭の中で繰り返すことにより、いろいろ考えて眠れない人には効果的といえます。

私もときどきコラムのオチが考えつかず(オチなんてほんとうはいらないのですが)、眠れない夜を過ごすことがあります。そんなときは羊を数えず、深い呼吸を繰り返し、頭の中で呼吸を数えます。するとリラックスしながら、単純作業を繰り返すので眠ることができます。個人的には効果的だと思っています。

眠れないほど楽しいゴールデンウィークを過ごすために、「one sheep, two sheep…」と数えながら、羊肉を焼いて幸せと美味しさを噛みしめる休日を過ごしてね。

レシピ

【材料】4個分

  • ラム肉(肩ロース)  300g
  • 808ファクトリーレタス(グリーンリーフ) 2~3枚
  • 紫玉ねぎ  1個
  • トマト  1個
  • バンズ  4個
  • ピクルス  適宜
  • ディジョンマスタード  適宜
  • 塩  少々
  • A(オリーブオイル 大さじ2 塩 小さじ1/2 おろしニンニク 2片分、黒胡椒 少々、ローズマリー 1枝)

【作り方】

  1. ラム肉は常温で30分程おき、バンズに入る食べやすい大きさに切って、Aと一緒にビニールに入れ、よくもみ込んで15分おく。紫玉ねぎとトマトは輪切りにする。
  2. 魚焼きグリルを中火に熱し、紫玉ねぎと汁気をとったラム肉をのせて両面を1~2分焼く。焼きあがったラム肉はアルミホイルに包んで5~6分おく。
  3. バンズを半分に切って軽くローストする。バンズの上にトマト、紫玉ねぎ、レタス、ラム、ディジョンマスタードの順にのせ、最後にバンズでフタをする。付け合わせにピクルスを添える。

■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)