白の日

4月6日は「白の日」です。しっかりとお手入れをして、美白の肌になりましょうという意味で制定されたそうです。
美白の肌といえば、日本三大美人の秋田美人・博多美人・京美人に共通するのが「色白」です。これは日照時間が短いという環境や、美容に良いとされる食文化が主な理由とされます。

この世で「美人」と「白」は特別扱いされているように個人的に思います。白魚、白トリュフ、白いちじく、白石さんや白鳥さんという苗字も、白金台や目白という地名だってそう…。白には純粋、清潔、神聖で洗練されたイメージがあり、それだけで愛顧されていると思います。それとは無関係な私は、白粉という便利な道具でいろいろ隠して生きています。

美白ケアは洗顔と保湿、紫外線対策、美白化粧品、良質な睡眠と食生活など、毎日の積み重ねが大切といわれています。肌の保湿ケアには高価なクリームも大事ですが、体内の保湿ケアに薬膳の考え方を取り入れるも良いと思います。
しっとりとした美肌作りの要となるのが「肺」。肺は皮膚との関連が深く、肌に弾力や潤いを与え、その表面を守る臓器とされています。
肌に潤いを与える食材には大根、蓮根、長芋、帆立、牡蠣、白菜、百合根、白きくらげ、白胡麻、松の実、梨、豆腐、牛乳、豆乳などの白い食材がおすすめです。「白い肌には白い食材」と覚えると簡単です。私の場合は冬の乾燥や夏の日焼けが気になった時に、きんぴらやおひたしにひねりごま(炒り胡麻を親指と人差し指でつまみ、力を入れてひねり潰す)をかけたり、生牡蠣や豆腐は薬味と一緒にそのまま食べたり、白菜や大根は浅漬けやスープにしたりして、いつものおかずに加えればいいので、体内の保湿ケアは意外と簡単です。

今回は朝食にも簡単に作れるハワイのローカルフードのポキボウルを紹介させていただきます。ポキ(ポケ)はハワイ語で魚を小さく切るという意味です。主に魚介が使われますが、豆腐や厚揚げを使ったものもあります。白の日なので具材は豆腐と新玉ねぎ、白ごまの白い食材を使い、それらの具材に混ぜやすいシルクレタスをプラスしています。お好みで松の実や白きくらげ、長芋など入れてもおすすめです。

さて、上記に書いた日本三大美人の秋田美人ですが、秋田に美人が多い理由として諸説ありますが、かつて常陸の国(茨城県)を治めていた佐竹義宣が秋田へ移るとき、周りにいた美人女性をすべてお供に連れて行ってしまったという説があります。私の父は秋田出身で母は茨城出身です。そう考えると色白という意味も含めて私の美人説が浮上します。友人にその話をしたら黙ってしまいました。もしかしたら独白と思ったのかもしれません。(笑)

レシピ

【材料】2人分

  • 808ファクトリー(シルクレタス) 2枚
  • 豆腐  100g
  • アボカド 1個
  • 新玉ねぎ  1/4個
  • ごはん どんぶり2杯分
  • A(胡麻油 大さじ2 醤油 大さじ1 砂糖 小さじ2 おろしにんにく 1片分 レモン汁 小さじ1 白炒りごま  小さじ1)

【作り方】

  1. 豆腐はキッチンペーパーに包んで、ザルに入れて水切りをして1cm幅のさいの目切り、アボカドは角切りにしてレモン汁かける。新玉ねぎは薄切りにして水にさらしザルにあげておく。
  2. ボウルにAを入れて混ぜ、(1)の具材を加え混ぜる。
  3. どんぶりにごはんを入れ、ちぎったレタスと(2)をのせる。

■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)