包むの日

2月26日は「包むの日」。「2」(つ)・「2」(つ)・「6」(む)と読む語呂合わせから制定されたそうです。大切な人のことを想い、感謝の気持ちを込めて贈り物を包み、楽しさと豊かさを届けるという意味があるそうです。
日本古来より「包む」とは、相手を尊ぶという所作として大切にされてきました。儀礼の包み、贈答の包み、さらにそれらを風呂敷や袱紗に包むといった日本独特の文化は、最も身近な伝統として受け継がれているように思います。

今回は「食と包」の変化についてのお話です。昔から食べ物の包みには実用的な梱包と装飾的な包装がありました。なかでも新潟の笹団子、奈良の柿の葉寿司、飛騨の朴葉焼きのように天然素材で包んだものは、持ち運びが便利なだけでなく、素材の美しさ、独特の香りと共に防腐・抗菌作用といった先人たちの知恵により、今も多くの人に愛されています。最近は美味しさを損なわない実用的な梱包が増え、それらを包むデザインには魅力的なものが多い気がします。
さて、台所で使う「包む道具」も時代ごとのライフスタイルに合わせて変化してきました。経木や竹皮などに代わる新星により、調理工程に「包む」が増えてきました。ラップやキッチンペーパーに包んでレンチン、ホイルやオーブンペーパーに包んで蒸し焼きにするなど、工程に「包む」を加えることで、手間を省き、栄養を逃さず、しかもヘルシーに仕上げることが可能になりました。また、逆に調理工程に「包まない」料理も増えています。包まないロールキャベツ、包まない餃子、包まないオムライス…もはや別物になっている気がしますが、忙しい時はそういった料理もアリなのかもしれません。
「食」に「包」と書いて「飽」という字になります。十分に満たされる、あきるほど食べるといった意味があります。食べたいものが何でもすぐに手に入る飽食の時代で、食への関心が薄れているといわれていますが、「包む」「包まない」などと聞くと、「それでも作って食べたいの」と、言っている気がして個人的に嬉しい気持ちになります。(笑)

そんな「包むの日」におすすめしたいのが、韓国語で「包む」という意味の「ボッサム」です。ボッサムは自分で葉物に具材を包んで食べます。「包むの日」は大切な自分のことを想い、感謝の気持ちを込めて、レタスに具材を包み、楽しさと豊かさを口に運んでみてはいかがでしょうか。そんな口に運ぶお手伝いを、包容力ある808ファクトリーのレタスがお手伝い致します。(笑)

レシピ

【材料】

  • 豚バラ肉ブロック 1本(約500g)
  • 長ネギ(青い部分) 1本
  • 生姜 1片
  • ニンニク  2片
  • 黒こしょう 少々
  • A(酒 1/2カップ 味噌 20g しょうゆ 大さじ1 塩 小さじ1)

◇つけタレ

  • (コチュジャン 大さじ1 砂糖 大さじ1/2 味噌 大さじ1/2 酢 大さじ1/2 ごま油 小さじ1 おろしにんにく 小さじ1 白ごま 小さじ1)

◇付け合わせ

  • 808ファクトリー(グリーンリーフ) 1/2袋
  • キムチ 適量
  • 大葉  10枚

◇白髪ねぎのナムル

  • 長ネギ(白い部分) 1/3本
  • B(砂糖 小さじ1 酢 小さじ1 ごま油 小さじ1 しょうゆ 小さじ1/2 ラー油 小さじ1/2 白ごま 小さじ1)

【作り方】

  1. 厚手の鍋に水1000ml入れ、豚バラブロック、長ネギ(青い部分)、薄切りにした生姜、潰したにんにく、黒こしょう、Aを入れて沸かす。沸騰してきたら、中火弱にして30分煮込む。火を止めて鍋に蓋をしてそのまま余熱で火を通す。
  2. 長ネギの白い部分は白髪ねぎにして水にさらす。ザルにあげて、Bを和える。
  3. タレの材料をボウルに入れ混ぜる。
  4. (1)の肉は1cm幅に切り、キムチ、タレ、白髪ねぎのナムル、大葉、グリーンリーフを添え、お好みで包んで食べる。

■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)