レタスの露出
新型コロナウイルス感染症の流行による社会的影響〝コロナ禍″。一刻も早く去ってほしいと願う一方、SNSの料理ポストが増え、自粛ごはんのSNS映えに注目が集まりました。
カフェ巡りをしていた女の子たちがお取り寄せマニアになり、常連さんたちがテイクアウト飯でお店を支え、いつもゴロゴロしていたお父さんがお友達の農家さんから仕入れたシャレたお野菜をBBQに使って家族内で株を上げていた。それがいつしか押し寄せる連投の波に勝手に酔って、勝手に太っていった…。(笑)
思えばインスタ映えやフォトジェニックという、お洒落で可愛いものでモリモリにすることを“映える”といわれていた時代から、チルアウトや、エモいという言葉が流行。そしてまた自粛ごはんという新星が現れ、粉ものがスーパーから姿を消した…。
しかしSNSの料理におけるレタスの存在はいつの時代も変わりません。1枚だろうと10枚だろうと、添えるだけで爽やかな存在にしてしまう。そんな時代に左右されず、常に爽やかでい続けるレタスのように、プールとSNSの波を冷静に見つめ、肌とレタスの露出を考えながら、夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回はフリルレタスをハイネックフリルの襟のようにヒラヒラさせ、オーガンジーのような透け感あるライスペーパーで包みレタスを露出させています。見た目はエレガントですが、中身はすごいんです。(笑)
レシピ
【材料】2本分
- シルクレタス 4枚
- ライスペーパー 2枚ピータン 1個
- 穂先メンマ(市販) 50g
- キュウリ 1/2本
- 中華ドレッシング 適量
- パクチー 適宜
【作り方】
- 泥ともみがらで覆われているピータンを厚手の袋に入れてめんぼうで叩きます。泥と殻が割れたら袋から出し、残りの殻をむいてピータンに付いているもみがらなどを水で流し、水分をふき取る。卵黄と茶褐色の卵白にわけて、卵黄は4等分、卵白は細かく切ります。
- ライスペーパーは水にくぐらせてまな板に広げる。レタス、千切りにしたキュウリ、パクチー、メンマ、ピータンの順にのせてしっかり巻く。(飾り用に卵白とパクチーは少しとっておく)
- ②の綴じ目がしっかりついたら、半分に切って器に盛る。卵白とパクチーを飾り、中華ドレッシングをつけて食べる。
■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)