アンチエイジングの日
11月14日は「いい(11)とし(14)」(良い歳)と読む語呂合わせからアンチエイジングの日に制定されました。
「心身の老化を少しでも抑え、出来るだけ若さ・若々しさを保つこと」という意味があるそうです。
冬の訪れを少しずつ感じる季節になり、お肌と心の乾燥も気になってきたと思います。そんな私たちとレタスにとって一番身近で簡単な健康法「入浴」についてのお話です。
入浴は温熱作用、水圧作用、浮力作用の三大作用があり、温熱作用は目的に応じて風呂温度を調整するのが良いそうです。温度が高めのお風呂(42~44度)は緊張、興奮の自律神経(交感神経)が優位に立ち、しっかり目が覚めた状態になります。もう少し仕事を頑張りたいときや、筋肉の疲れを取りたいときにおすすめの温度です。
一方、温度がぬるめのお風呂(37~40度)はリラックスの自律神経(副交感神経)が優位に立ち、落ち着いた気分になります。ストレスを解消したいときや、安眠したいとき、肌を美しく保ちたいときにおすすめの温度です。
さて、レタスにも入浴が必要なときがあります。それは収穫されたばかりのレタスはハリツヤがありますが、市場に出回り、縁あってあなたのお家に行きます。野菜室に入り他の野菜の影に隠れてすっかり存在を忘れられてしまい、しょんぼりしてしまったときです。こんなときは入浴(50度洗い)をさせると復活します。
50℃(熱湯と水を1:1にする)のお湯の中に入れて浸しておくと葉がシャキっとして蘇ります。これは熱のショックで気孔が開き、水分を吸収するからです。レタス1枚は30秒、1把だと2分で復活します。ちなみにトマト・ピーマン・キュウリ・ナスは3~5分、もやしは1分でピンと張りが出てきたらOKです。もしもそんな野菜を見つけたら入浴させてあげてください。
お風呂だけでなく食べ物にも気を配ってほしいので、アンチエイジングにおすすめしたいサラダを紹介します。使用する砂肝は美容やダイエットにもおすすめの食材で、高タンパク、低カロリー、そしてビタミンKや鉄分、亜鉛が多く含まれ、レモンなどを加えると吸収率がアップします。
忙しい毎日を送っていると、つい自分のことを後回しにしてしまいがちです。もしも家族から烏の行水だと笑われてしまったら、家事は笑った者に任せて、自分にあった風呂温度を考えて入浴してみてはいかがでしょうか。
わたしたちは入浴直後にクリームで保湿をしますが、サラダは食べる直前にオイルを絡めて美味しく食べてね。
レシピ
【材料】2人分
- 808ファクトリーレタス(フリルレタス・グリーンレタス) 各3枚
- 春菊 30g
- 紫キャベツ 1枚
- 砂肝 200g
- ベーコン 2枚
- 卵 1個
- A(ニンニク 1片 ローリエ 1枚 塩 小さじ1/2 こしょう 少々)
- B(オリーブオイル 大さじ2 粒マスタード 小さじ2 レモン汁 小さじ1 塩 1g)
- ブラックペッパー 適量
【作り方】
- 砂肝は半分に切り、筋を取ってさらに半分に切る。耐熱容器にAと一緒に入れて、オリーブオイルをひたひたに注ぐ。100℃のオーブンで40分ほど煮る(または厚手の鍋に入れて弱火で煮込む)。
- 鍋にお湯を沸かし、酢(適量)を加えてお玉で渦を作り、器に割り入れた卵をそっと入れ2~3分茹る。網じゃくしで取って水に浸し、キッチンペーパーの上にのせて水気をとる。
- ベーコンは適当な大きさに切って、フライパンで炒める。
- レタスと紫キャベツは手でちぎり、春菊は4cm幅に切ってボウルに入れる。食べる直前に混ぜたBを絡めてお皿に盛り、砂肝のコンフィ、ベーコン、ポーチドエッグをのせ、ブラックペッパーをふる。
■レシピ協力:きたじまよりこ(スタイリング・撮影・コラム)